●5月1日に「平成」から「令和」へと、元号が変わります。REIWAの「R」は、日本語の発音上「L」との区別が難しく、当初ラジオの声が「HEIWA」とか「EIWA」に聞こえましたが、いまでは正しくREIWAと聞こえます。日がたてば、しだいになじんでくるのでしょうね。
●改元には通常「刷新」の意味が込められますが、紙幣のデザインも変わるとか。平成時代は約30年。戦前、戦中、戦後と区分される昭和時代の半分ほどでしょうか。30年といえば、時代の柱となる世代が交代します。価値観や社会通念も変化しますから、待ったなしの超高齢社会においては大きな比重を占める「団塊世代」、これが令和時代にうまく適応できるのか、ちょっと心配ですが。
●とまれ、皇室を国家の頂点にいただく日本であればこそ、混沌とした近未来の世界をリードする機会に、かならずや恵まれることでしょう。
さて、平成最終となる「まつむし音楽堂通信」には、旧き懐かしい写真を掲載することにしました。高度経済成長期の1973年頃、筆者の留学先であった西豪州パースに皇太子ご夫妻(当時)がお見えになったときの写真です。ご高覧のほどを―。
(和田高幸)